投資を「小遣い稼ぎ」から「お金儲け」に変える為に必要なことがなんなのか最近よく考えます

投資を始めて20年間弱、ずっと赤字~小遣い稼ぎ状態

 今晩はインディです。実をいうと私は投資歴だけは凄く長いです。まだ学生だった、20代から初めて40を超えるまで、少なくとも何かの投資はしていたように思います。ただ今でもしがないサラリーマンを続けていることからもわかるように、正直、「株で大儲け」、「FXで億万長者」ということはありませんでした。逆に「大損した」とか「破産した」ということもなく、なんとなく勝ったり負けたりで年間「数万~数十万」程度の儲けっていう感じになっています。
 全体通して収支が「プラス」になっているのは幸いですが、正直20年近く投資をやってきてこんな感じの自分が不甲斐ない限り、そんな私ですが、正直自分の投資にここ数年は少し希望が見えてきたと思えるようになってきております。今日は、自分が今までどんな投資をしてきて、今どんな結論に至っているかお話ししたいと思います。

自分の投資の歴史

2007年頃~ 株のデイトレードが下火になったころに株を始める

 2000年代初めに、いわゆるネット証券が出来始め、個人投資家にも広く株式投資が広がり始めました。株式売買手数料も一気に下がり始め、長期投資でなく、一日に何度も売り買いして、利ザヤを稼ぐデイトレードがもてはやされ始めたのもこのころだったと思います。
 私ははやり始めたころはあまり興味がなかったのですが、2007年ころになり専門学校に通いながら漠然と社会人になることを意識し始めました。正直社会人としてうまくやっていく自信もなかった私は、「デイトレードで20億稼いだ」とか「株で配当金生活」というニュースを見て「働かずに稼げるトレーダー」にあこがれ自分の貯金と母親に借りたお金「50万円」を元に株のデイトレードを開始しました。
 これが見事に惨敗、毎日のように負け続け、自分が買えば株は下がり、自分が売れば株は上がるような状態が続き、しまいには「誰かが俺に損をさせる為に相場を捜査している」という訳のわからない妄想をする始末です。まあ何の知識もなくいきなり入って勝てる甘い世界ではなかったということですw
 デイトレードのつもりで買った株が下がったまま暴落し、売るに売れずそのまま塩漬けにして一旦株からは撤退しました。

2008年~ こりずに新しくはやり始めた「FX」に挑戦

 社会人になり働き始めましたが、結局何となくなじめず、「早く会社をやめたい」という思いに駆られ、その頃新たに流行りだした「FX(外貨証拠金取引」に挑戦。
 このFXの「長所でもあり短所でもあるところ」は、基本的に平日はほぼ24時間、取引が可能なことでこのころは朝から晩まで相場にはりつき、仕事中も隙をみてはトイレで相場を眺める始末でした。
 これに関してもで正直初めて1~2年は負けが込んでいたのですが、社会人になり多少負けても資金が継ぎこめることから、ずるずる続けておりました。     
 これも普通に考えれば惨敗して退場するのが普通の流れなのですが、なぜか3年目にそれなりに勝ててしまい、負けをすべて回収し100万円近い儲けが出ました。
 そして、ここで自分で「人生最大の選択ミス」と今も思っているのですが勤めていた会社をやめ専業トレーダーになる決意をしてしまいます。ちなみに上場企業です^^;

2010年代 専業トレーダーなるために「FX」に取り組むもいまいち

 会社をやめ、働いていた時に貯めた「貯金」と「FX」での儲け300万を元手に、専業トレーダーになるために「FX」に取り組みましたが、何故か「小銭稼ぎ」以上にならず。少額で取引している間は調子がいいのに、金額が大きくなると負けて儲けを吹き飛ばすの繰り返しでうまくいきませんでした。無職の間、3年間を通して結局「20万強の赤字」、生活費として「貯金」を切り崩しつづけそれも底をつきました。

2012年 再就職、投資は小遣い稼ぎ程度と考えを改める

 さすがに「デイトレードで専業」はあきらめ、新しい会社に就職しました。給料はそれ程高くはありませんが正直環境が良く、人間関係もうまく行ったためそれなりに居心地が良く、投資はもういいかーっと思い始めたころに、何故か不思議な縁なのか、ふと学生の頃に買って暴落したまま、塩漬けになっていた株の値段を確認すると、いつの間にか買った時よりも高くなっていました。しかも母にその話をしたところ、その株式はそれなりに高配当(年利4%程度)+株主優待がある会社だそうで、定期的に配当金と株主優待のカタログギフトが送られてきていたそうです。
 正直、私にとってこの時は「目からウロコが落ちました」。正直このころまで「株」も「FX」も短い期間で売り買いし、一気にお金を稼ぐものというイメージがあり(これに関しては言い訳するのはあれですが、その頃は本当にそんな本やらニュースが多かったイメージがあります)、長期投資という目線は全く持っていませんでした。

2015頃~ 株式の高配当銘柄を保持するようになる

 このころから、株式投資の個別の高配当銘柄を長期投資で持つ戦略(というか今度は逆に兎に角持ったままにしていればいつかは上がるはず)という「デイトレード」と逆の考えに思い至り、とりあえず、もし失っても困らない50万円程度分の株式を保有するようになりました。数年かけて少しづつ増やし今は100万強の高配当株式を保有しており、総額では「含み益」がある状態になっております(まあ小さな額ですがw)。
 また、この頃再び「FX」を開始、兎に角大損しないことだけを考えて、少額の掛金で行うようになりました。不思議なもので、「大きく勝ちたい」とか「大儲けしたい」とか思わず「小遣い稼ぎ」のつもりでやるとあまり負けなくなり、以降「FX」に関してはほぼほぼ年間黒字で、最大ので年60万程度の時もありました(まあ、年間通して2万の黒字の年や、30万近い赤字の年もありましたがw)。現在では生涯の通算を通せば「FX」は恐らく「100万程度の黒字」なのではないかと思います(途中で証券会社を変えたりして正確にはわからないので感覚ですが)。
 ちなみにこのころ既に「NISA」が始まっていたはずなのですがそういう情報収集をこのころは全然していなくて、株式投資をしているのに「NISA」で節税していないという愚かな状態でした。凄く悔やんでいます。

2021年~「iDeCo」開始,2022年~「つみたてNiSA」を開始

 遅まきながら、この二つの制度を2020年を過ぎ、自分が「投資で億万長者」になれないと気づいてやっと開始しました。正直それまではどこかで「自分もっとビッグな投資をするからちまちまとつみたてなんてに興味ない」と穿った見方をしていたと思います。正直これに関しても「最初の会社をやめたこと」と同じくらいに後悔しています。「iDeCo」に関しては制度的に利益も大きいが制約も多いので入る入らないは人によると思いますが、「つみたてNISA」(NISAでもいいですが)に関しては正直、投資という手法でお金を稼ぐことを考えるなら、「やらないという選択肢」がありえない制度です。「現行NISA」が2023年で終了し、それ以降掛金が増やせないことも考えると、完全に埋められない損失です。これに関しては詳細この記事あたりでも書いていますが、完全に先行者利益です。まさに金融リテラシーが高い人間は得をするんだなというのの典型になっていますね。

金銭的に損をしているわけではないけれど後悔の多い投資人生だった

投資には学びが必要

 投資を始めて20年弱、今振り返ると、自分が投資で成功できなかった原因は結局ちゃんと「投資」について学んでこなかったからなのだと思います。勿論自分なりに「FXで勝つ手法」とか「デイトレで稼ぐ方法」とか必死に調べてきたつもりですが、そもそも「投資について学ぶ」ということが根本的にそういうこととはまた違うことなのだと、ぼんやりとながらこの年になって気づいてきました。最近ではよく「金融リテラシー」という言葉を聞きましたが、まさに自分がまず学ぶべきことはこういうことだったんだなーと今思います。
 そんな思いを抱えつつ、今更ですが「金融リテラシー」について、「投資」について改めて勉強している最中です。「年収」や「資産」を増やして、『レベルアップ』していけるかはその頑張り次第。
 正直人にものを教えられるような段階ではありませんが、今までの「私の失敗」や「今学んでいること」を通じて皆様にも色々と伝えていけたらと思います

それではまた明日 (´・ω・`)ノシ
 

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